YIA報告記

YIA(Young Investigator‘s Award)受賞者
2018年度 (第28回日本心血管画像動態学会) 受賞者
氏名  高木 英誠
所属  岩手医科大学 放射線科
発表学会名

European Congress of Radiology 2018

会期

2018年3月1日〜4日

演題名 Noninvasive CT-derived FFR based on structural and fluid analysis with a low radiation dose using a full iterative reconstruction technique
発表形式 Oral presentation

学会参加報告記

2018年3月1日から4日までオーストリアのウイーンで行われたEuropean Congress of Radiologyに参加してきました.本学会はヨーロッパでは最大規模の放射線医学会です.本学会の特徴はScientific sessionに加え,教育講演やリフレッシャーズコースが充実しており,午前に教育講演とScientific session,午後にはシンポジウム,リフレッシャーズコースというようなパターンで学会を過ごしました.循環器MR領域では,他学会同様にマッピングの話題が多かった印象です.日本ではMR perfusionを行っている施設は少ない印象がありますが,虚血評価が重要視されてきている影響かMR perfusionの演題も散見されました.教育講演では4D flowやstrain解析(feature tracking),MRSをどのように臨床に用いてゆくかというようなセッションがありました.MRSはともかく,撮影法,解析技術の普及してきていることが窺われます.CT領域においては,虚血診断の演題が他学会同様に多かったです.FFR-CT,CT-perfusionの演題は多く,今後も注目されていく領域なのだと思います.新たな領域としては,AIが一般演題レベルで,散見されるようになっています.AIに関しては日本でも少しずつ話題には挙がるようになってきましたが,臨床応用までというレベルまでは達していないように感じられます.フォトンカウンティングCTに関してはファントム実験の発表がありました.私自身は,CT-FFR(キャノンメディカル)に関する演題を発表してきました.内容は低被曝下での逐次近似再構成法を用いた上でのCT-FFRの診断精度といった内容です.発表自体は緊張してしまいかなり出来の悪いものでしたが,質疑応答はなんとかこなせたというレベルです.参加日程2.5日間という強行日程でしたが,有意義な学会参加となりました.本学会に参加するにあたって助成を頂きました日本心血管画像動態学会の関係者の皆様方にこの場をお借りして感謝申し上げます.


東北大の先生達と会食

2017年度 (第27回日本心血管画像動態学会) 受賞者
氏名  太田 慎吾
所属  和歌山県立医科大学循環器内科
発表学会名

EuroCMR 2017

会期

2017年5月25日〜27日

演題名 Association between hyperglycemia at admission and microvascular obstruction in patients with ST-segment elevation myocardial infarction
発表形式 Moderated ePoster

学会参加報告記

2017年5月25日〜27日の3日間、チェコ共和国の首都プラハで行われたEuroCMR2017に参加させて頂きました。本学会は心臓MRI検査に関するヨーロッパで最大規模の学会であり、撮像技術から臨床研究まで最先端の発表がなされていました。主にヨーロッパからの演題が多く、日本を含むアジアからの演題は極少数でした。演題の内容としてはT1 mappingやExtracellular volume(ECV)を用いた心筋性状評価に関するものや4D flowを用いた血流評価に関するものが数多く見られました。T1 mapping、ECVや4D flowは日本ではまだまだ実臨床で応用されておらず、日本の心臓MRI検査が一歩出遅れていることに実感させられました。
私はST上昇型急性心筋梗塞における来院時血糖値と冠微小循環障害との関連について発表させていただきました。発表形式がmoderated ePosterであり、多数の聴衆を目の前に英語で発表するという大変貴重な経験をさせて頂きました。発表自体は用意した原稿を話すため何とか形にはなりましたが、質疑応答では全く会話が成立せず、英語を勉強することの重要性を痛感致しました。
実は私自身、無類の飛行機嫌いであり、これまで幾つかの海外学会で演題は採択されていたのですが、同僚に発表を依頼するという情けない状態でした。しかし今回ばかりは勇気を振り絞り睡眠薬を持参し飛行機へ乗り込み何とかプラハまで到達することができました。5月のプラハの街並みは本当に美しく、家族4人でプラハ城を観光したり楽しい経験もさせて頂きました。ビールが安くて美味しくチェコ料理も堪能してきました。今回、初めて海外学会に参加し、日本では見られない最先端の技術、研究に触れることができた事、そして何より家族とともに異文化に触れあう事ができた事が、非常に貴重な経験となりました。最後になりましたが、本学会に参加するにあたり助成をして頂きました日本心血管画像動態学会にこの場をお借りして感謝いたします。

氏名  煢ェ 浩之
所属  千葉大学医学部附属病院 循環器内科
発表学会名

European Society of Cardiology Congress 2017

会期

2017年8月25日〜30日

演題名 Improved diagnosis of detection of late enhancement in left ventricular myocardium using 2nd generation 320-slice ct reconstructed with first in patients suspected of having myocardial diseases
発表形式 ポスター

学会参加報告記

2017年8月25日から30日までスペインのバルセロナで開催されたEuropean Society of Cardiology (ESC) Congress 2017に参加させて頂きました。ESC Congressは世界各国から約30000人の参加者が集まる世界最大級の循環器学会で、昨年から心臓CTでご高名なErlangen大学のStephan Achenbach先生が本会のプログラム委員長を務められています。ご存知のように開催1週間前には同市内でテロ事件が発生し、本会開催期間中と重なった翌週末には市街地カタルーニャ広場にて追悼集会が開かれるなど、一部にはその余波が残っていました。しかし4年前にも同市で開催されたESC Congressに参加した際と同様に、街の中心部は夜中まで大勢の人がごった返しており、グエル公園のような著名観光スポットはあい変わらずの賑わいを見せていました。
初日に新しい逐次近似画像再構成法のForward projected model-based Iterative Reconstruction SoluTion (FIRST)によるCT心筋遅延造影診断能改善の演題を報告させて頂きました。同じセッションでは筑波大学からの急性心筋梗塞症におけるCT遅延造影評価や、愛媛大学からの心筋灌流CTの演題を拝聴することができ、心臓CTにおける心筋評価の今後の展望について貴重な情報交換ができました。また、会場の他の先生方からも積極的にご質問を頂き、心臓CTによる心筋評価に対する関心の高さを感じました。
また、Imaging部門の初日の口演会場では、経カテーテル的大動脈弁置換術 (TAVI)前の心臓CT画像をもとに置換術の際に弁輪部にかかる接着圧を推測することによる術後の伝導障害出現の予測や、心房細動症例における左心耳の解剖評価をもとにした仮想左心耳血流速解析による左心耳血栓予測など、現在の画像診断の役割を超越したコンピュータ科学との融合による臨床シミュレーションの演題が複数紹介されていました。
3日目には3次元CT心筋ストレイン解析による左室線維化予測に関する演題を報告させて頂きました。本研究ではザイオソフト社が新たに開発している新しい解析ソフト“PhyZiodynamics”を用いて、既存の心臓CT画像から3次元方向の左室心筋ストレイン解析を行い、特に肥大型心筋症における左室線維化領域ではこの3次元ストレインが低下する傾向を認め (肥大領域では低下せず)、これを報告しました。今回の発表はJournal of Nuclear Cardiology 誌の“Multimodality imaging: Bird’s eye view from The European Society of Cardiology Congress 2017“にて本会プログラム委員長のAchenbach先生のグループの論文にご紹介頂きました (Bax JJ, et al. J Nucl Cardiol. 2017 Oct 26.)。同セッションでは前述のAchenbach先生のグループもTAVI症例の術前後にCTによる左室心筋ストレイン解析を行い、術後に左室グローバルストレインの改善が確認できたとしており、今後はCTによる心筋ストレイン解析の臨床応用に期待が持たれます。
また、同日のLate-breaking trial セッションでは、CATCH-2試験結果が報告されました。同検討では約600例の症候性症例をランダマイズした2群のうち一方のみで、CTで冠動脈狭窄スクリーニングが困難だった症例に心筋灌流CTを加えることで臨床的有用性があるかを検証しています。この結果、心筋灌流CT群では侵襲的冠動脈造影と血行再建が有意に少なく、中央値17カ月追跡した症例予後では両群に有意差はありませんでした。今後の心筋灌流CTの普及により、患者負担軽減や医療経済上のメリットが期待されます。
本学会では上記の通り心臓CTによる心筋評価の演題を2演題発表させて頂きました。日常臨床における心臓CTでは冠動脈の解剖学的狭窄度評価が目立っていますが、今後は心筋灌流や遅延造影、心筋ストレイン評価等、心筋評価の実臨床応用が進む可能性を十二分に感じられました。最後になりますが本学会に参加するにあたって助成を頂きました日本心血管画像動態学会の関係者の皆様方に、この場をお借りして心より感謝申し上げます。また本会直前に発生したテロ事件の犠牲者の方々のご冥福を祈りすると同時に、被害にあわれた方々に心よりお見舞いを申し上げます。


学会場前にて


ポスター発表

2016年度 (第26回日本心血管画像動態学会) 受賞者
氏名  川口 直人
所属  愛媛県立中央病院 放射線科
発表学会名

ASCI(Asian Society of Cardiovascular Imaging Congress) 2016

会期

2016年8月4日〜6日

演題名 The estimated ischemic area for coronary CT angiography using Voronoi algorithm-based myocardial segmentation in comparison with 13N-ammonia PET
発表形式 ポスター

学会参加報告記

2016年8月4日〜6日にかけてシンガポールで開催されたASCI 2016 (Asian Society of Cardiovascular Imaging Congress) に参加させていただきました。ASCIはアジアを中心とした心血管イメージングの学会で、今回が10回目の開催になります。アジアといっても20ヶ国以上の人々が参加し、また欧米からも著明な講師による特別講演もあり、とても活気のある学会です。様々なモダリティを用いた心血管イメージングの講演を基礎から最新の研究までまとめて聞くことができるため、我々イメージングを主とする放射線科にとってはいずれの演題も興味深く、とても勉強になる学会です。
愛媛大学からは放射線科医師と技師を合わせて8演題の発表があり、今回は私も一緒に行動させて頂きました。私は「ボロノイ法を用いた心臓CTによる推定虚血領域の検討〜アンモニアPETによる虚血領域との比較〜」という演題でポスター発表させていただきました。座長の先生からは非常に興味をもっていただき、多くの質問を頂きました。やはり国際学会で異なる視点から意見をいただくのは、今後の研究においてとても参考になると再確認させられました。
夜は皆でCongress Dinner に参加しました。シンガポールの美味しい料理(ラクサが美味でした)やダンスなどの余興があり、欧米での学会では味わえない体験をする事が出来ました。また、初めてのシンガポールだったので少しだけ観光もさせていただきました。シンガポールは治安が良く、タクシーでいける範囲にほとんどの観光地があるので、学会ついでの観光にとても適しています。先進的なビルが立ち並ぶマリーナベイエリアや多種多様な料理が集まるフードコートなどを楽しみましたが、マーライオンが工事中だったのが残念です。
次回のASCIは京都で2017年6月1日〜3日に開催されます。今度はホスト国として、本学会においてアジアをリードするような画期的な研究を報告していく必要があると思っています。
最後に、本学会に参加するにあたり助成をして頂きました日本心血管画像動態学会の関係者の皆様方にこの場をお借りして心より感謝申し上げます。


ポスター発表のプレゼン中


工事中のマーライオン

氏名  山崎 誘三
所属  九州大学 臨床放射線科
発表学会名

RSNA(Radiological Society of North America) 2016

会期

2016年11月27日〜12月2日

演題名 ・Cardiovascular CT and MR imaging in adult congenital heart disease: A practical approach to the current state of the art
・Quantitative MR imaging in pulmonary hypertension: How to evaluate the hemodynamics and therapeutic effect
発表形式 電子ポスタープレゼンテーション

学会参加報告記

2016年11月27日〜12月2日の日程で開催された、RSNA(Radiological Society of North America)に参加させていただきました。本学会は参加者が毎年5〜6万人を数え、放射線科のみならず、医学系の学会としても最大のものの一つです。その規模から、経済効果も非常に大きく、シカゴ市と強力にタイアップしているため、毎年シカゴで開催されます。今年のシカゴは例年と比較しても暖かかった印象です。今回私は”Cardiovascular CT and MR imaging in adult congenital heart disease: A practical approach to the current state of the art”と” Quantitative MR imaging in pulmonary hypertension: How to evaluate the hemodynamics and therapeutic effect”という二演題で発表させていただきました。放射線科の学会では、右心系疾患や先天性心疾患に対するCT、MRIの有用性はまだあまり理解されていないようにも思いますが、見ていただいた方からの評価は一概に良好で、今後広がっていく分野ではないかと感じました。また、RSNAは各企業が最新の画像診断機器を最初に発表する場でもあります。超高精細CTやcompressed sensing搭載MRIの発売、MRI fingerprintの開発など画期的なものも多く発表されていました。3D printingにfocusしたブースもあり、循環器系の画像診断には特に有用なようです。これらの新しい流れに乗り遅れないようにするために今後とも努力していかねばと感じました。そういえば、東芝から320列CTを搭載したIVR-CTが発表されており、coronary angiographyをしながら、volume scanをすれば、冠動脈支配領域の心筋volumeの評価が正確にできるのではないかと思いました。放射線科では難しいですが、循環器内科の先生なら可能かもしれません。
最後になりますが、本学会に参加するにあたって助成を頂きました日本心血管画像動態学会の関係者の皆様方にこの場をお借りして心より感謝申し上げます。

氏名  三木 崇史
所属  岡山大学病院 循環器内科
発表学会名

AHA Scientific Session 2016

会期

2016年11月12日〜16日

演題名 Cardiac Fusion Imaging with Computed Tomography and Doppler Echocardiography in the Assessment of Right Ventricular Outflow Tract Obstruction in Patients with Adult Congenital Heart Disease
発表形式 ポスター

学会参加報告記

2016年11月12日〜16日にアメリカのニューオリンズで開催されたAHA scientific session 2016に参加させていただきました。 私は心臓CTとエコーのFusion imagingが成人先天性心疾患患者の右室流出路の描出・圧較差測定に有効であることをポスターセッションで報告いたしました。
学会に参加した印象として、Structure Heart Diseaseのカテーテルインターベンションや、先天性心疾患とくに成人先天性心疾患のセッションがフォーカスされていると感じました。 冠動脈イメージングのセッションも聴講しに行きましたが、IVUSとOCTの融合画像や新しい60MHzのIVUSの画質が格段に向上していること、OCTで脂質プラークやプラークの炎症箇所をフライスルー画像で可視化できる技術など、初めて視る画像ばかりで冠動脈イメージングの進化に触れ、刺激を受けました。
展示ブースではPCSK9阻害薬がかなり大々的にPRされていましたし、日本ではまだ発売されていないARNIやチカグレロールもアメリカではすでに大きく宣伝されていました。
また、ニューオリンズといえば「ジャズの街」ですが、滞在中に何件かのジャズバーを巡り、本場の雰囲気を楽しむこともできました。
このような大きな規模の国際学会に参加することができ、充実したアメリカ滞在を経て、今後の研究へのモチベーションがさらに高まりました。
最後に、今回のAHA参加をサポートしていただいた日本心血管画像動態学会に心より御礼申し上げます。ありがとうございました。


学会会場前にて


ポスター発表


ジャズバーにて

氏名  山下 雄司
所属  東京労災病院 循環器科
発表学会名

Transcatheter Cardiovascular Therapeutics (TCT)

会期

2016年10月29日〜11月2日

演題名 Endovascular Therapy For Left Radial Artery Occlusion With Cerebral Embolism

学会参加報告記

北米最大のカテーテルインターベンションのライブコースであるTranscatheter Cardiovascular Therapeutics (TCT) 2016が、10月29日から11月2日の5日間、アメリカの首都ワシントンD.C.のWalter E. Washington Convention Centerで開催された。近年ではアメリカに先駆け新規のデバイスが利用できるヨーロッパのEuroPCRに参加者数の面でその座を奪われたものの、国際的なライブコースと海外の医師の招聘にも力を入れており、日本からも多くのカテーテルインターベンショニストが参加している。TCTではアメリカのみならず、世界各国の主要施設からライブデモンストレーションが中継され、アジアからは今回、中国、上海のZhongshan Hospitalと北京のFu Wai Hospitalから繋がれた。
今回はchallenging caseでの発表となった。今回は初日の遅い時間とあり会場内はやや閑散とした印象も受けたが多くの日本人もposterでの発表をしており、今後の臨床研究へのモチベーションもあがり参加の価値があった。また、Saturday Night Fightと名付けられたディベートセッションでは、Martin Leon氏やGregg Stone氏らの著名な先生方が仮装をしてリングに立ち、ディベートをしている姿は日本において考えてははなかなか見られない姿であり、有意義な時間を過ごせた。学会の合間にはホワイトハウスやリンカーン記念堂などを見学することができ簡単ではあるが歴史に関しても学ぶことができた。
最後になりましたが、本学会を参加するにあたって助成して頂きました日本画像動態学会関係者の皆様にこの場をお借りして感謝を申し上げます。


リンカーン記念堂


ホワイトハウスを遠目から

2015年度(第25回日本心血管画像動態学会)受賞者
氏名  渋谷 真彦
所属  兵庫医科大学 循環器内科、冠疾患内科
発表学会名 Transcatheter Cardiovascular Therapeutics (TCT) 2015
会期 2015年10月11日〜15日
演題名 Ex-vivo Validation of Vascular Response after Drug-eluting Stent implantation on Coronary Angioscopy

学会参加報告記

Transcatheter Cardiovascular Therapeutics (TCT) 2015が10月11日から15日までアメリカ・カリフォルニア州のサンフランシスコで開催された。TCTはカテーテルインターベンションにフォーカスした学会で、毎年10000人を超える参加者が集まる全米で最大級の学会である。
今年は国内外の18施設からライブ中継が行われ、生体吸収ステントや、経皮的大動脈弁置換術、僧帽弁形成術などの治療の様子が放映された。冠動脈の分野では、生体分解ポリマーDESを始めとする第3世代DES、また来年から日本でも保険償還される予定の生体吸収ステントの話題が多く見られた。現在ステント内再狭窄での使用の認可を受けている薬剤溶出性バルーンも多くの企業が開発しており、とてもcompetitiveな分野である印象を受けた。
展示会場には多くの企業が出展しており、活気を見せていたが(高級車を展示している企業もあった!)、近年の風潮から企業からの献金は徐々に減少しているようである。
参加費も高騰しており、ポスター発表のあるものは半額であったが、通常の参加費は1745ドル、日本円で20万!とアメリカのインターベンショニストのように給料の高くない私にとってはとても厳しい出費である。
私は薬剤溶出性ステントと内視鏡所見についての研究についてポスターセッションで発表した。Imagingの分野での発表であったが、日本人の発表も多く見られた。会場では留学生を含め多くの日本人と出会い、多くの刺激を受けた。今後の研究課題もはっきりし、とても有意義な時間を過ごすことができた。
最後になりますが本学会に参加するにあたって助成を頂きました日本心血管画像動態学会の関係者の皆様方にこの場をお借りして心より感謝申し上げます。

会場入り口で撮影

サンフランシスコの名物、ケーブルカー


ポスターセッションで発表

氏名  田邊 裕貴
所属  愛媛大学放射線医学教室
発表学会名 The 10th the Society of Cardiovascular Computed Tomography
会期 2015年7月1619日
演題名 Quantitative Assessment of Left Ventricular Three-Dimensional Maximum Principal Strain using Cardiac Computed Tomography :
Identification of Myocardial Infarction Assessed by Cardiac Magnetic Resonance Imaging
発表形式 口演

学会参加報告記

2015年7月16−19日の4日間、ラスベガスで行われたSCCT2015に参加させて頂きました。本学会は心臓CTに関する最新の知見が発表される場であり、私は今回が3回目の参加でした。学会場には世界各国から来場者が集まり、数多くの発表、活発な討論が行われていました。Opening sessionでは毎年恒例ですが、直近の1年間にpublishされた論文の中で特に面白い論文を10個取り上げて紹介するという講演と、心臓CTの将来展望についての講演が行われました。実は、私が最も楽しみにしているセッションであり、現在の心臓CTの臨床における役割や、これからの目指す方向性などについて、再確認そして新たに勉強できる良い機会になりました。
私は、CTを用いたCT strain解析に関する演題で口演発表を行いました。本学会での口演は始めてでありまして、心臓CTを専門にされている先生が多くいらっしゃる中での英語口演はとても緊張致しました。特に質疑応答に関しては英語力が乏しく、上手く言いたいことを伝えきれなかったと思います。今回の経験を教訓に英語を勉強し直す必要があると痛感させられました。その他の発表については、冠動脈疾患におけるCTを用いた虚血診断をテーマにした演題が多く認められました。特にその中でも、CT perfusionとFFR-CTの2つが大きく目を引く内容で、治療方針の決定や長期予後に関わる治療前の虚血評価の重要性が広く認知されてきて、それをいかに非侵襲的、正確に行うかという風潮が世界でも高まっているのを感じました。SCCT2016は2016年7月23−26日の会期でフロリダ開催とのことで、次回も頑張って演題を出して学会に参加したいと思います。
また、学会の合間にはラスベガスという世界最大級の観光地をみて、シルク・ドゥ・ソレイユによるショーなども楽しむことができました。今回、国際学会に参加したことで研究に対するモチベーションも高まり、非常に貴重な経験をさせて頂きました。最後になりましたが、本学会に参加するにあたり助成をして頂いた日本心血管画像動態学会にこの場をお借りして御礼申し上げます。

コスモポリタンホテル(学会場ホテル)

ベラッジオの噴水ショー


口演発表

氏名  塩野 泰紹
所属  和歌山県立医科大学 循環器内科
発表学会名 Euro PCR 2015
会期 2015年5月19日22日
演題名 Impact of the Distribution of Hemodynamically Significant Coronary Stenosis Assessed by Fractional Flow Reserve on the Patency of Bypass Graft
発表形式 口演

学会参加報告記

2015年5月19日〜22日の4日間、フランスの首都パリで開催されたEuro PCR 2015に参加させていただきました。本学会は循環器疾患のなかでも、冠動脈疾患、末梢動脈疾患、弁膜症、先天性心疾患、高血圧、心不全などに対するカテーテルインターベンションにフォーカスした学会です。参加者は世界各国から12000人を越え、726の演題発表がありました。そのなかで最も多いのは冠動脈疾患に関する演題で474演題ですが、それに次いで弁膜症や先天性心疾患を対象にした、いわゆるstructural heart diseaseに関する演題が155演題と多かったのが印象的でした。近年日本でも承認された大動脈弁狭窄症に対するTAVIのライブも行われており、structural heart diseaseに関するインターベンション治療は世界的にも注目されていることが実感されました。
私はFractional Flow Reserve (FFR)と冠動脈バイパス手術の治療成績に関する演題を口演発表しました。同じセッションでは7演題中3演題が日本からの報告であったため非常に心強く感じたとともに、冠循環生理学の領域における日本の学術レベルを世界に示すことができたのはとても大きな意味があったと思います。しかしFFRやinstantaneous wave-free ratio (iFR)など冠循環に関して世界に大きなインパクトを及ぼす研究は欧米主導であることも事実でありこの領域に関してますます日本のレベルアップの必要性も痛感させられました。
学会の合間にはパリの美しい街並み、芸術、フランス料理などを楽しむとともに、各国からの参加者と英語でコミュニケーションするなど語学勉強兼文化交流もできました。また学会終了後は留学を予定しているロンドンに立ち寄ってきました。パリ−ロンドン間は電車で2時間30分程度で移動できヨーロッパは国境を越えるのが比較的容易で国際交流しやすい環境であり、島国である日本との違いを実感しました。今回のEuro PCR 2015を通して貴重な経験が数多くでき臨床・研究に対するモチベーションが刺激され実り多い学会参加になりました。本学会に参加するにあたって助成を頂きました日本心血管画像動態学会の関係者の皆様方にこの場をお借りして心より感謝申し上げます。

パリの象徴エッフェル塔

学会メインアリーナ

学会最終日の口演発表

学会参加グッズ

氏名  城戸 倫之
所属  済生会松山病院 放射線科
発表学会名

SCMR/Euro CMR Joint Scientific Sessions

会期 2015年2月4日−7日
演題名 Single Breath-Hold Real-Time MR Cardiac Cine for Evaluation of Left Ventricular Function
発表形式 口演

学会参加報告記

2015年2月4−7日の4日間、南フランスのニースで行われたSCMR2015に参加させて頂きました。本学会は撮像技術から臨床研究にかけて心臓MRIに関する最新の発表がされる場であり、私は今回が初の参加となりました。学会場には朝早くから様々な人種の方々が集まり、活発な討論が行われていました。会期を通して、世界各国から1472名、日本からは25名の参加があったとのことです。一日を通して著明な先生方により幅広い分野に関する招待講演が行われていました。一般演題としてはやはり今が旬のT1マッピングやExtracellular volume(ECV)を用いた心筋性状評価などについての発表が数多く見られました。
私は圧縮センシングを用いた心臓シネMRに関する演題で口演発表を行いました。大きな会場でガチガチに緊張する中、発表自体は用意した台詞を話せるので何とか形にはなりましたが、やはり質疑応答となると自分の英語力の乏しさから座長に助けてもらう形になってしまいました。今後の国際学会での発表のためにも、これを教訓として英語を勉強しなおそうと痛感させられました。ただ、今回の私の発表演題がSCMRのRegional Scholarship Awardを受賞することができ、国際学会でのレセプションで賞状を頂けたことは非常に光栄でした。SCMR2016は2016年1月28−31日の会期でロサンジェルス開催とのことで、次回も頑張って演題を出して学会に参加したいと思います。
また、学会の合間には美しい地中海と旧市街の町並み、美味しいフランス料理など観光も楽しむことができました。今回、国際学会に参加したことで研究に対する視野が拡がり、異文化に触れることもでき、非常に貴重な経験をさせて頂きました。最後になりましたが、本学会に参加するにあたり助成をして頂いた日本心血管画像動態学会にこの場をお借りして感謝いたします。


学会場前にて愛媛大学の中村壮志先生と記念写真

受賞したSCMR Regional Scholarship Awardの賞状

高台から見渡せる美しいニースの海岸線

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