YIA受賞者・報告記

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2015年度(第25回日本心血管画像動態学会) 受賞者

氏名
城戸 倫之
所属
済生会松山病院 放射線科
発表学会名
SCMR/Euro CMR Joint Scientific Sessions
会期
2015年2月4日~7日
演題名
Single Breath-Hold Real-Time MR Cardiac Cine for Evaluation of Left Ventricular Function
発表形式
口演

学会参加報告記

2015年2月4−7日の4日間、南フランスのニースで行われたSCMR2015に参加させて頂きました。本学会は撮像技術から臨床研究にかけて心臓MRIに関する最新の発表がされる場であり、私は今回が初の参加となりました。学会場には朝早くから様々な人種の方々が集まり、活発な討論が行われていました。会期を通して、世界各国から1472名、日本からは25名の参加があったとのことです。一日を通して著明な先生方により幅広い分野に関する招待講演が行われていました。一般演題としてはやはり今が旬のT1マッピングやExtracellular volume(ECV)を用いた心筋性状評価などについての発表が数多く見られました。
私は圧縮センシングを用いた心臓シネMRに関する演題で口演発表を行いました。大きな会場でガチガチに緊張する中、発表自体は用意した台詞を話せるので何とか形にはなりましたが、やはり質疑応答となると自分の英語力の乏しさから座長に助けてもらう形になってしまいました。今後の国際学会での発表のためにも、これを教訓として英語を勉強しなおそうと痛感させられました。ただ、今回の私の発表演題がSCMRのRegional Scholarship Awardを受賞することができ、国際学会でのレセプションで賞状を頂けたことは非常に光栄でした。SCMR2016は2016年1月28−31日の会期でロサンジェルス開催とのことで、次回も頑張って演題を出して学会に参加したいと思います。
また、学会の合間には美しい地中海と旧市街の町並み、美味しいフランス料理など観光も楽しむことができました。今回、国際学会に参加したことで研究に対する視野が拡がり、異文化に触れることもでき、非常に貴重な経験をさせて頂きました。最後になりましたが、本学会に参加するにあたり助成をして頂いた日本心血管画像動態学会にこの場をお借りして感謝いたします。

  • 受賞したSCMR Regional
    Scholarship Awardの賞状
  • 高台から見渡せる美しいニースの海岸線
  • 学会場前にて愛媛大学の中村壮志先生と記念写真